
私は「部品」ではなく、世の中に出回り、人の目に触れる「製品」を生み出す仕事がしたいと思い、当時さまざまな会社に応募していました。また、何か特定の領域の専門家になりたいというわけではなく、仕事ではあらゆることを極めていきたいという気持ちもありました。面接を受けた際に、中小ならでは動きの速さや、ものづくりのほぼ全ての要素(研究~開発~生産~販売)が揃っていること、また工場が同じ敷地内にあるため、1分歩くだけで生産現場を見ることができることなどを知り、自分の思いを実現していくためには、大変良い環境なのではないかと感じました。工場見学では、役職のある採用担当の方に案内していただいたのですが、行く先々の現場の方と和気あいあいと会話をされていて、本当によい雰囲気で「ここで仕事がしたい!」という気持ちになったのをよく覚えています。入社後も、社内の方々は皆マニュアル的ではなく、人と人との関わりをちゃんと考えながら仕事をされている、と強く伝わってくる場面が数多くありました。私の地元は県外なのですが、岡山で働くことを選んでよかったと思っています。社内では、私のような県外出身者が多く在籍しています。